Ray 慧

心の時代を歩く

内向型と外向型のそれぞれの強み

 

こんにちは!Ray 慧です🍀

 

今日もご覧いただき、ありがとうございます!

今日も、中村 あやえもんさんの『内向型の生き方戦略ー「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案』という本について紹介いきますね。

 

Kindle Unlimitedで無料で読めますので、皆さんもぜひ読んでみてください!

感想などありましたら、コメント欄に書き込んでくださいね👍

 


本題に入る前に、本書全体を通して使われている表現やその定義について簡単にお話ししたいと思います。

本書では、一般的に「内向型」と呼ばれる人たちを「境地開拓型」、「外向型」の人たちを「社会維持型」と呼んでいます。

それでは、キーワードの意味について、もう少し掘り下げてみましょう。

 

キーワードの意味
境地開発型:

刺激に敏感に反応し、個性的。

独自の価値観をもち、好奇心に従って自由に生きる。

常識や固定観念に疑いを持ち、自分で考え感じて、納得できれば受け入れる。

新たな自分独自の道を切り拓きたい。オンリーワンを目指す。

目的のあるコミュニケーションを重視する。

ex) スティーブ・ジョブズエジソンナイチンゲールアインシュタイン岡本太郎 etc...

一般的に、私生活で「変人」と呼ばれるような人たちです。

 


社会維持型:

刺激に対して反応がニブい(決して悪い意味ではない)。

協調性を重んじ、チームプレイを好む。

集団と一体化することで喜びを得る。

既存の常識をスッと受け入れやすい。

社会の中で上のポジションを目指し、イス取りゲームに勝ち抜くことに魅力を感じる。ナンバーワンを目指す。

コミュニティ維持のためのコミュニケーションを重視する。

世の中8割はこちらの方といわれている。

一般的にいう「普通」の人。

 

境地: 既存の社会から離れた、前人未踏の世界。


典型的な社会維持型と境地開拓型の例

社会維持型: 俺は東大を出て、大企業に入って出世する!NTT、伊藤忠、三菱etc...。登り詰めて社長になってやる!

大勢の人にすごいと言われたい!

境地開拓型: この学校に俺のやりたいことないからやめよ。

コンピュータって便利な機械だけど、今は企業向けのものしか作られてないよな...。

もっと一般化してみんなが個人で持てるコンピュータを造りたい。

よしじゃあ、まずはこのガレージをオフィスにして造ってみよう。


社会維持型: 休日はみんなで集まってディズニー行く❣️絶叫系もスリル満点で最高!!

境地開拓型: 休みは一人静かに本を読んでいたい。興味そそられることを調べて好奇心を満たしたい。人は嫌いじゃないけど、ずっと一緒にいると疲れるし。本当に価値観の合う人と心通う話ができるなら楽しいけど。


てな感じです。

もちろん、例えとしてわかりやすいように極端な例を挙げましたので、全員がピッタリこうとは限りません。

 


それでは、今日のメイントピック!

私がこの本から得た気づき、新たな視点です。


そもそもなぜ、内向型と外向型の2種類が存在するのか

結論から言うと、絶滅のリスクを減らし、継続的に進化を遂げるためです。

もし原始社会が社会維持型だけだと、食糧が豊富な場所だけに集まり定住します。

彼らは安定を好み、保守的で変化を嫌います。

だって、この住み心地良い環境を維持していくのが快いのですから。

すると、自然災害や急な環境変化があった場合、適応出来なくなり絶滅します。


一方、境地開拓型ばかりだと、新たな土地ばかり開拓して単独行動ばかり取り、散り散りになってしまいます。

人の数だけ価値観が存在するのですから、みんなの向かう方向のベクトルはバラバラです。

そうすると、集団での連携を要する場面では上手くいかなくなったり、生活の安定が確保できなくなったりして絶滅します。


だから、どちらが優れているか劣っているかではないんですね。

どちらも必要で、両者の存在により、種の存続に重要なバランスを保っているというわけです。

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身近な例でいうと、これは人間の体にも言えることです。

私たちの体では交感神経と副交感神経の両方が機能しているのですが、もし交感神経だけだと常時アドレナリン全開‼️で、ずーっと心臓ドキドキしっ放しで死んじゃいますよね。

逆に副交感神経だけだと、常にリラックス...🌙✨目の前でライオンがヨダレを垂らし、牙剥いて襲い掛かってきても、「あ〜良い天気だな〜」.......。はいさようなら👋

 

というわけで、境地開拓も社会維持も、どちらも大切なのです。

 


私たち内向型と大多数の外向型では、適している役割が異なる

本書では、社会維持をするなら外向型がうってつけで、境地開拓をするなら内向型がうってつけだと著者は主張しています。

むしろ、「境地開拓をするために内向的になった」といえるほどで、逆もまた然りです。


社会維持のためには、協調性やチームプレイは必要不可欠ですからね。

また、他人の決めたルールやしがらみも多く、自分の意思が通らずストレスの多い環境です。

だから刺激にニブく、集団と一体化することで喜びを得る人たちが適しています。

また、「狭く深い」人間関係よりも「広く浅い」人間関係が有利なのは、なんとなくイメージできますよね。

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逆に、境地に向かう場合は、独自の価値観が必要です。

境地は誰も踏み入ったことのない、リスクのある場所ですから、リスク察知力、鋭い感受性、見知らぬ人に対する警戒心の強さは大変有利なものです。

また、だれも知らない所をたった1人で開拓するわけですから、自己内省力、自己フィードバック力は必要不可欠です。

少々の失敗も心に強く刻み、どう改善していくかを考える思慮深さはかけがえのない武器です。

くよくよ悩みがちな性質はこんなところで役に立つのですね。

こうして粘り強く自分を変えていく性質によって、新たな環境に順応して、進化を遂げます。

私たちがここまで進化できたのは、境地開拓型の祖先たちのおかげだといえます。

それに、1人または価値観の合う少人数で開拓するため、自然と「狭く深い」付き合いになります。

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私たち内向型の性質は、まさに境地開拓にはうってつけで、そして社会維持型の人たちも、その人たちなりの役割を無意識に果たしていたのですね。

 

思ったより長くなってしまいましたので、今日はここらへんで締めます。

今日は感想というよりは要約に近いですね。

明日は内向型の私に特に励みになった!良かった、このままの私で良いんだ!と思えるような内容を配信します。

みなさんの心にも何か励みになるようなことがあれば嬉しいです💓

 


それではごきげんよう🍀

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